出産を終えたママさん、お疲れさまです。「そろそろ体を動かしたいな…」という気持ちと、「いつからヨガを始めていいの?」「どんなポーズなら安全?」という不安、両方を抱えている方は多いのではないでしょうか。
産後ヨガは、自然分娩なら産後1ヶ月、帝王切開なら産後2〜3ヶ月を目安に始められます。ただし、必ず1ヶ月検診で医師の許可を得てから始めてください。焦りは禁物です。
この記事では、産後にヨガを始められるタイミングから、時期別のおすすめポーズ、注意点まで丁寧に解説していきます。焦らず、自分の体と相談しながら読んでみてください。

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産後、いつからヨガを始めていいの?
「出産したらすぐにでも体を動かしたい!」と思うかもしれませんが、産後の体は想像以上にダメージを受けています。一般的な目安は以下の通りです。
| 出産方法 | ヨガ開始の目安 | 条件 |
|---|---|---|
| 自然分娩 | 産後1ヶ月〜 | 1ヶ月検診で医師のOKが出たら |
| 帝王切開 | 産後2〜3ヶ月〜 | 傷の回復を確認してから |
ただしこれはあくまで目安です。人によって回復のペースはまったく違いますので、必ず1ヶ月検診で医師に「運動してもいいですか?」と確認してから始めてください。
特に帝王切開の場合は、傷口がしっかり治るまで絶対に焦らないようにしましょう。見た目では治っているようでも、中の組織はまだ回復途中ということもあります。
産後の体はこんな状態になっている
産後にヨガを始める前に、まず自分の体がどうなっているのか理解しておきましょう。これを知っておくだけで、無理をせずに済みます。
- 骨盤が開いている:出産で大きく開いた骨盤は、自然に戻るのに3〜6ヶ月かかります。この間は関節が不安定な状態です
- 腹筋が離れている:腹直筋離開(お腹の真ん中の筋肉が左右に開くこと)が起きている場合があります。クランチ系の動きで悪化する可能性があるため注意が必要です
- ホルモンバランスが不安定:リラキシンというホルモンの影響で関節が普段より緩んでいます。柔らかく感じますが、無理に伸ばすと靭帯を傷めるリスクがあります
- 睡眠不足で体力が低下:赤ちゃんのお世話で慢性的に寝不足になっていることが多いです。疲れた状態で無理をするのは禁物です
- 骨盤底筋群が弱っている:出産で大きな負荷がかかった骨盤底筋は、くしゃみや咳で尿漏れが起きることもあります。ヨガで回復を助けることができます
こういった状態ですから、産前と同じ強度のヨガをいきなりやるのは絶対にNGです。少しずつ、体の声を聞きながら進めていきましょう。
産後ヨガの時期別ガイド
産後の体は日に日に回復していきますので、時期に合わせて段階的にヨガを進めていくのが大切です。4つのステージに分けて紹介します。
産後0〜1ヶ月(安静期)
この時期はヨガにはまだ早いです。体の回復が最優先です。ただし、ベッドの上でできる深呼吸と骨盤底筋のエクササイズ(ケーゲル体操)なら取り組んでも構いません。
- 仰向けで腹式呼吸を1日3回、5分ずつ。お腹がゆっくり膨らんでしぼむのを感じてみてください
- 骨盤底筋を「キュッ」と締める→5秒キープ→緩めるを10回×3セット。トイレを我慢するような感覚で行います
- 深呼吸だけでも自律神経が整って、リラックスできます
赤ちゃんのお世話の合間に、横になったままで大丈夫です。
産後1〜3ヶ月(回復初期)
1ヶ月検診でOKが出たら、いよいよ軽いストレッチ系のヨガから始めましょう。ここで張り切りすぎると逆効果ですので、ゆる〜くスタートするのがコツです。
- 猫と牛のポーズ(骨盤と背骨のリハビリに最適。四つん這いで背中を丸めたり反らしたりします)
- 橋のポーズ(仰向けでお尻を持ち上げます。骨盤底筋群の強化になります)
- 安楽座での呼吸法(あぐらをかいて深呼吸するだけでもOKです)
- 1回10〜15分、週2〜3回が目安です。短くても全然問題ありません
赤ちゃんが寝ている間にサッとやるくらいの気軽さで大丈夫です。

産後3〜6ヶ月(回復中期)
体力が少しずつ戻ってきたら、もう少しバリエーションを増やしていきましょう。この頃から産後ヨガクラスに参加するのもおすすめです。
- 立ちポーズを徐々に追加していきます。戦士のポーズ1を軽めにやるところから始めるのがおすすめです
- 体幹を意識したポーズにも少しずつチャレンジしましょう。プランクを10秒キープするところから始めてみてください
- 1回20〜30分、週3回くらいを目標にしてみてください
- 赤ちゃん連れOKのクラスも多いので、ママ友との出会いのきっかけにもなります
同じ境遇のママさんと一緒にヨガをすると、気分転換にもなって非常に良い効果があります。
産後6ヶ月以降(本格復帰)
体の回復が順調なら、いよいよ通常のヨガクラスに復帰できる時期です。
- ヴィンヤサヨガやパワーヨガにもチャレンジしてみましょう
- ただし腹直筋離開が残っている場合は、クランチ系のポーズはまだ避けたほうがいいです
- 産前の体力に完全に戻るまでは、無理をしないことが大切です
- 体の変化を楽しみながら、自分のペースで進めていきましょう
「以前はこれくらいできたのに…」と落ち込む必要はありません。出産という大仕事を成し遂げた体ですから、ゆっくり取り戻していけば大丈夫です。
産後におすすめのヨガポーズ5選
ここからは、産後の体に特に効果的なポーズを5つ紹介します。どれも産後1ヶ月以降、医師のOKが出てから始めてください。
1. 橋のポーズ(セツバンダーサナ)
仰向けで膝を立て、お尻を持ち上げるポーズです。骨盤底筋群と臀筋を同時に鍛えられる産後ヨガの定番中の定番です。
尿漏れ対策としても効果的で、産後の骨盤ケアにぴったりです。お尻を持ち上げるときに骨盤底筋を「キュッ」と締めるとさらに効果がアップします。最初は低い位置からでいいので、無理のない高さで始めてみてください。
2. 猫と牛のポーズ
四つん這いで背中を丸めたり反らしたりするポーズです。産後の腰痛緩和と骨盤の安定化に効果抜群です。
授乳や抱っこで腰がパンパンになっている産後ママにとって、このポーズは救世主のような存在です。赤ちゃんをマットの横に寝かせながらできますので、お世話の合間にサッと取り組んでみてください。背骨を1つずつ動かすイメージでゆっくり行うと効果的です。
3. 戦士のポーズ1(軽めに)
足を前後に開いて前膝を曲げるポーズです。下半身の筋力回復に効果があります。
産後は下半身の筋力が落ちていることが多いので、このポーズで少しずつ取り戻していきましょう。最初は浅めの角度でOKです。深く曲げすぎないように注意してください。慣れてきたら少しずつ深くしていけば大丈夫です。
4. スフィンクスのポーズ
うつ伏せから肘をついて上半身を起こすポーズです。背筋の強化と猫背の改善に効きます。
授乳のときはどうしても前かがみになるため、肩や背中がガチガチに凝りがちです。このポーズで丸まりがちな背中をグーッと開いてリセットしましょう。気持ちよくて思わず声が出てしまうかもしれません。
5. ツイスト(座位の軽いねじり)
安楽座(あぐら)で上半身を優しくねじるポーズです。消化促進と腰周りのリフレッシュに効果的です。
産後はお腹の調子が不安定になることも多いので、軽いねじりで内臓をマッサージしてあげましょう。ポイントは、お腹を強く圧迫しない程度に軽くねじることです。吐く息に合わせてジワーっとねじるのがコツです。気持ちいいところで止めてください。
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産後ヨガの注意点
産後の体はデリケートですので、以下のポイントは必ず頭に入れておきましょう。
- 腹直筋離開のチェックをしましょう:仰向けで頭を起こしたとき、お腹の真ん中に指が2本以上入る溝があったら離開の可能性があります。この場合はクランチ系のポーズは避けて、医師や専門家に相談してください
- 関節に無理をさせない:リラキシンの影響で関節が緩んでいるため、「柔らかくなった」と思って過度なストレッチをすると靭帯損傷のリスクがあります。気持ちいいところで止めてください
- 悪露が増えたら休みましょう:運動後に出血が増えたら、それは体がまだ回復していないサインです。ヨガの強度を下げるか、もう少しお休みしましょう
- 授乳後に行うのがベスト:胸が張った状態でうつ伏せのポーズをすると痛いので、授乳を済ませてからヨガをするのがおすすめです
- 水分補給を忘れずに:授乳中は特に脱水しやすいので、ヨガの前後にしっかり水分を摂りましょう
- 無理は禁物:体調がすぐれないときは潔く休みましょう。ヨガは逃げませんので、体が元気なときにやれば大丈夫です
産後ヨガのメリット
産後ヨガを続けることで、以下のような嬉しい効果が期待できます。
- 骨盤の戻りを促進してくれる:ヨガのポーズが骨盤の安定化を助けてくれます。特に橋のポーズは骨盤底筋の回復に効果的です
- 産後うつの予防になる:ヨガのリラックス効果と深い呼吸で、不安定になりがちなメンタルをケアできます。育児ストレスを解放するきっかけにもなります
- 無理なく体型を戻せる:激しい運動ではないため、体に負担をかけずに少しずつ引き締めていけます。焦らないのがポイントです
- 育児疲れのリフレッシュになる:たとえ10分でも、自分だけのヨガタイムを持つことで心がリセットされます。ママだって自分の時間が必要です
- 赤ちゃんとの絆が深まる:ベビーヨガなら赤ちゃんと一緒に楽しめます。スキンシップの時間にもなって、親子の絆がぐっと深まります
- ママ友ができる:産後ヨガクラスに通えば、同じ境遇のママさんと出会えます。情報交換したり、悩みを共有したりできる仲間ができるのは心強いです

まとめ
産後ヨガは、自然分娩なら産後1ヶ月、帝王切開なら産後2〜3ヶ月を目安に始められます。ただし、大前提として医師の許可を得ることは絶対に忘れないでください。
焦る気持ちはわかりますが、段階的に強度を上げていけば、体の回復を助けながら安全にヨガを楽しめます。赤ちゃんのお世話で大変な時期ですが、自分の体のケアも大切にしてください。
「今日は深呼吸だけ」「今日はキャットカウを5回だけ」でも全然OKです。完璧を目指さなくても、ほんの少しの積み重ねが産後の体を確実に回復させてくれます。ゆっくり、自分のペースで進めていきましょう。
産後の体のケアについては、日本産科婦人科学会の情報を参考にしてみてください。産後の運動ガイドラインについて、厚生労働省の母子保健情報もチェックしてみましょう。産後ヨガのクラス検索は、ホットペッパービューティーが便利です。
※この記事は一般的な情報であり、医療アドバイスではありません。産後のヨガ開始は必ず主治医の許可を得てから行ってください。
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