ヨガマットを愛用しているものの、正しい洗い方やお手入れ方法がわからないままという方は意外と多いのではないでしょうか。ヨガマットは汗・皮脂・ホコリが溜まりやすく、放置すると雑菌やカビの温床になりかねません。
ヨガマットのお手入れの基本は「毎回の拭き取り」と「月1〜2回のしっかり洗い」の2つです。たったこれだけのケアで清潔さを保ちつつ、マットの寿命も大幅に延ばすことが可能です。
この記事では、素材別の正しい洗い方から、自作マットクリーナーのレシピ、臭い対策、長持ちさせるコツ、買い替え時のサインまで、ヨガマットのお手入れに関するあらゆる情報をまとめました。清潔なマットで気持ちよくヨガを楽しむために、ぜひ参考にしてください。

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知っておきたい衛生リスク
ヨガマットは使用後に適切なケアをしないと、想像以上に不衛生な状態になります。特にホットヨガの後はマットが汗でびっしょりになるため、そのまま放置するとカビや臭いの原因に直結します。
マットに繁殖するバクテリアには、黄色ブドウ球菌や大腸菌などが含まれる可能性もあるとされています。スタジオのレンタルマットを使用する場合は、不特定多数の方が使った後ということになるため、さらに衛生面への意識が求められます。
とはいえ、正しいお手入れさえ知っていれば過度に心配する必要はありません。日常的なケアを習慣にするだけで、いつでも清潔な状態を維持できます。
日常のお手入れ(毎回のヨガ後にやること)
毎回のヨガの後に行う基本ケアは非常にシンプルです。3ステップだけなので、習慣にしてしまいましょう。
- マットスプレーで拭く:市販のヨガマットクリーナーを使うか、自作スプレー(水200ml+ティーツリーオイル5滴)で表面をまんべんなく拭きます。裏面も時々拭くとより清潔に保てます
- 乾いたタオルで水気を取る:スプレーの後は清潔な乾いたタオルでしっかり拭き取ります。ゴシゴシこするのではなく、押さえるように拭くのがコツです
- 乾燥させてから巻く:濡れたまま巻いてしまうとカビの原因になります。最低でも5〜10分は広げたまま乾かしてから収納してください
たったこれだけの工程ですが、毎回続けるかどうかでマットの寿命が大きく変わります。忙しい日でもスプレーで拭くだけは実施するのがおすすめです。

しっかり洗う方法(月1〜2回の丁寧ケア)
日常のスプレー拭きだけでは落としきれない汚れもあるため、月に1〜2回はしっかり洗うのが理想です。使用頻度が高い方やホットヨガをする方は月2回がおすすめです。
方法1:浴槽で丸洗い
最もしっかり汚れが落ちる方法です。
- 浴槽にぬるま湯(30〜40度くらい)を溜める
- 中性洗剤を少量入れる(食器用洗剤でも代用可能)
- マットを浸けて、手やスポンジで優しく洗う。力を入れすぎると表面のテクスチャーが傷むため注意が必要です
- 洗剤が残らないよう、2〜3回水を替えてしっかりすすぐ。洗剤が残るとマットが滑りやすくなります
- 大きなタオルで挟んで水気をしっかり吸い取る
- 風通しの良い日陰で完全に乾燥させる。直射日光は素材の劣化を招くため避けてください
天然ゴム素材のマットは水に弱い場合があるため、浴槽での丸洗いは避けた方がよいことがあります。必ず素材を確認してから実施してください。
方法2:シャワーで流す
浴槽にお湯を溜めるのが面倒な場合の簡易的な方法です。
- マットを浴室の床に広げる
- 中性洗剤を薄めた水を全体にかける
- スポンジや柔らかい布で優しくこする
- シャワーでしっかりすすぐ
- タオルで水気を取って、日陰で乾燥させる
方法3:拭き洗い
コルクや天然ゴムなど、水に浸けられない素材のマットに最適な方法です。
- 濡らしたタオルに中性洗剤を少量つける
- マット全体を丁寧に拭く(表面と裏面の両方)
- きれいな水で絞ったタオルで洗剤を拭き取る
- 乾いたタオルで水気を取り、日陰で乾燥させる
素材別お手入れガイド
ヨガマットは素材によってお手入れの方法や注意点が異なります。自分のマットの素材を確認して、適切なケアを行いましょう。
| 素材 | 丸洗い | おすすめのお手入れ | 注意点 |
|---|---|---|---|
| TPE | ◎ | 浴槽洗い・シャワー | 高温のお湯はNG(変形の原因) |
| PVC | ○ | 拭き洗い・シャワー | 強い洗剤は避ける |
| 天然ゴム | △ | 拭き洗いが基本 | 水に弱い・直射日光で劣化しやすい |
| コルク | × | 拭き洗いのみ | 水に浸けると膨らんで劣化する |
| マイクロファイバー | ◎ | 洗濯機OK(洗濯ネット使用) | 乾燥機の使用はNG |
TPEとPVCは見た目が似ているため間違えやすいので、購入時のパッケージや商品ページで素材を確認しておくとよいでしょう。

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自作マットクリーナーの作り方
市販のマットクリーナーを購入しなくても、家にあるもので簡単にクリーナーが作れます。好きな香りにカスタマイズできるのも自作ならではの魅力です。
基本レシピ(抗菌タイプ)
- 水:200ml
- ホワイトビネガー(お酢):50ml
- ティーツリーオイル:5〜10滴
スプレーボトルに入れてよく振り混ぜるだけで完成です。ティーツリーオイルには抗菌・抗カビ効果があるため、マットの衛生管理に適しています。お酢の匂いは乾燥すればほとんど気にならなくなります。
ラベンダーバージョン(リラックスタイプ)
- 水:200ml
- ウィッチヘーゼル:50ml
- ラベンダーオイル:10滴
ラベンダーの香りでリラックス効果もプラスできます。ヨガの前にひと吹きすれば、よい気分で練習を始められます。ウィッチヘーゼルは薬局やネットショップで入手可能です。
ペパーミントバージョン(爽快タイプ)
- 水:200ml
- ホワイトビネガー:50ml
- ペパーミントオイル:5〜8滴
暑い季節やアクティブなヨガの後には、ペパーミントの清涼感がぴったりです。抗菌効果も期待できるため一石二鳥です。
いずれのレシピも使用前によく振ってから使ってください。作ったクリーナーは2週間程度で使い切るのが望ましいです。
臭いが取れないときの対処法
普段のお手入れをしていても、どうしても臭いが気になることがあります。そんなときに試してほしい方法をまとめました。
- 重曹を振りかける:マット全体に重曹を薄く振りかけて30分〜1時間放置し、その後拭き取ります。重曹の消臭効果でしつこい臭いにも対応できます
- お酢水で拭く:水とお酢を1:1で混ぜた液で丁寧に拭くと、消臭と除菌の両方に効果があります。お酢の匂いは乾けば消えるので問題ありません
- 天日干しは短時間で:1〜2時間程度の天日干しなら殺菌効果が期待できます。ただし長時間の天日干しは素材を傷めるため注意が必要です
- ベーキングソーダペースト:重曹を少量の水で練ったペーストを気になる部分に塗り、15分放置した後に拭き取る方法も効果的です
- 買い替えも視野に入れる:何をしても臭いが取れない場合は、素材そのものが劣化しているサインの可能性があります。新しいマットへの買い替えも検討してみてください

ヨガマットを長持ちさせるコツ
ヨガマットは決して安い買い物ではないため、できるだけ長く使いたいものです。日常のちょっとした心がけでマットの寿命を大きく延ばせます。
- 使用後は必ず拭いて乾かす:これだけでマットの寿命が倍以上変わることもある
- 直射日光を避けて保管する:紫外線は素材劣化の大きな原因
- 靴で踏まない:ヨガマットは裸足専用として使うのが基本
- 重いものを置かない:ダンベルや家具を置くと凹みができてしまう
- きつく巻きすぎない:端が反り返る原因になるため、ほどよいゆるさで巻く
- 専用バッグやストラップで保管する:ホコリや汚れからマットを守れる
- 定期的に表裏を変える:リバーシブルタイプなら片面だけの摩耗を防げる
- ペットの爪に注意:犬や猫がいる場合はマットを出しっぱなしにしない
買い替え時のサイン
どんなに丁寧にお手入れしていても、マットにはいつか寿命がやってきます。以下のサインが出たら買い替えを検討するタイミングです。
- 表面がツルツルして滑るようになった:グリップ力の低下はケガのリスクにつながります
- 洗っても臭いが取れない:素材の奥深くにバクテリアが入り込んでいる可能性があります
- クッション性がなくなった:膝や手首に痛みを感じるようになったらマットのクッション機能が低下しているサインです
- 素材がポロポロ剥がれる:素材が完全に寿命を迎えている状態です。衛生面でも問題があるため早めに交換してください
- 色あせがひどい:見た目だけの問題ではなく、素材の劣化を示していることもあります
一般的なヨガマットの寿命は使用頻度とお手入れの仕方によって1〜3年程度です。週3回以上使う方なら1〜2年、週1回程度なら3年くらいが目安になります。
まとめ
- 毎回のヨガ後に「スプレー→拭き取り→乾燥」の3ステップを習慣にする
- 月1〜2回はしっかり洗う(素材に合った方法で)
- 素材によってお手入れ方法が異なるため、自分のマットの素材を把握しておく
- 自作マットクリーナーは材料さえ揃えれば5分で作れる
- 表面が滑る・臭いが取れない・素材が剥がれるなどのサインが出たら買い替えを検討
ヨガマットのお手入れは「毎回の拭き取り」と「月1〜2回のしっかり洗い」が基本です。このシンプルなケアだけで清潔さを保ち、マットの寿命も大幅に延ばせます。清潔なマットでヨガをすると心も体もすっきりして、練習の気持ちよさが格段に変わります。ぜひ今日からお手入れを始めてみてください。
衛生管理について詳しくは厚生労働省のe-ヘルスネット(www.e-healthnet.mhlw.go.jp・サイト終了)が参考になります。アロマオイルの安全な使い方については日本アロマ環境協会も参考にしてください。ヨガマットの選び方やお手入れの基本は全米ヨガアライアンスでもガイドが公開されています。
※この記事の情報は記事執筆時点のものです。お手入れ方法はマットの素材によって異なります。必ず商品の取扱説明書を確認してください。
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